Film Simulation/jp

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フィルムシミュレーション

フィルムシミュレーション機能は画像の映りをクリック一つでフィルム集の画像とマッチさせられる

 フィルムシミュレーションは、貴方の画像の色調をクリック一つで、選択した参照画像の色調にマッチさせる機能です。

 この機能を使うためには、参照するHald CLUT(Hald カラールックアップテーブル)画像が必要です。下記のRawTherapeeフィルムシミュレーション集をダウンロードして、その中から選んで使うか、或いは貴方自身で作成したHald CLUTの画像も使えます。この機能を使う際、初回だけ、プログラムが参照する画像が保存されているフォルダーの場所を聞いてきます。RawTherapeeフィルムシミュレーション集をダウンロード後、環境設定→画像編集タブ→フィルムシミュレーションと進み、フォルダーの場所を指定して下さい。そして、プログラムを再起動します。

この機能の作用

レベル12の Hald_CLUT_Identity.tif 画像

 この機能は、特別に用意されたHald CLUTと呼ばれる図柄の画像を使います。Hald_CLUT_Identity.pngとして知られる元画像を調節して作られた画像で、可能な限りの色が特定の配列法によって割り振られた画像です。フィルムシミュレーション機能は、貴方が選んだHald CLUT画像の各ピクセルをスキャンして、先の元画像の各ピクセルとの色の違いを計算し、貴方の画像に適用します。貴方の画像の色の中で、Hald CLUT画像にない色がある場合は、カラー補間で調整しますので、ポスタリゼーションは発生しません。

 Hald CLUTの詳細を知りたい場合は、Eskil Steenberg氏のHald CLUTに関するページが参考になるでしょう: http://www.quelsolaar.com/technology/clut.html

 ImageMagickを使ってレベル12の16bitHaldCLUT Identityを生成するためには、コンソールから次のコマンドを実行します:

 convert hald:12 -depth 16 -gamma 1 -compress zip hald12_g1_16bit_zip.tif

注意

 Identityファイルを自身で生成する必要がある際は、ImageMagickを使うことを奨めます。www.quelsolaar.comで同ファイルを生成するプログラムにはハイライト処理に関するバグがあるからです。もちろん、このページに貼られているバグのないIdentityファイルを使うことも出来ます。また、貴方がバージョン4.2.140以前のRawTherapeeを使っている場合は、TIFF形式のHaldCLUTを使うことを奨めます。これら旧バージョンでは、ガンマに関係したバグがあるため、画像全体が若干暗くなるからです。4.2.140以降のバージョンではこのバグは修正されています。但し、これらの問題を承知の上で、美的目的から旧バージョンを使うことは可能です。また、画像が若干暗くなる状態は、RawTherapeeの露光量補正スライダーで簡単に補正することが出来ます。

自分のHald CLUT画像を作る

  1. RawTherapee、或いは他の編集プログラムで画像を開き、好みの画像に仕上げます。行った調整をpp3ファイルに保存するか、他のプログラムの場合はその調整を書き出しておきます。
  2. 1728x1728のレベル12という画像、Hald_CLUT_Identity_12.png を入手します。
  3. 1のpp3を適用するか、1で書き出した調整記録に基づいて、2の画像を調整します。
  4. 調整した画像をRawTherapeeの中で指定したHald CLUTのフォルダーに保存します。これで準備が整いましたので、後はRawTherapeeを再起動すれば、貴方が作ったHald CLUT画像がフォルダーの中にあるはずです。

 貴方のHald CLUT画像の色が8bitの精度しか持たない場合でも、足りない情報は補間されるのでポスタリゼーションは発生しません。つまり、8bitでも画像の質を落とすことがないので、自分のHald CLUT画像を作る場合は、コンピューターのディスクスペースを節約する意味でも、レベル12のIdentityファイルを入手し、作成したファイルを、sRGB色空間、8bit/チャンネルで保存することを奨めます。保存形式をTIFFにするかPNGにするかは、上記の“注意”を参考にして下さい。


RawTherapeeフィルムシミュレーション集

 このコンピューターアーカイブには、Hald カラールックアップテーブルパターン(Hald CLUT)で作 成したフィルムシミュレーションのプロファイルコレクションが入っています。特別な断りがない限り、ファイルは全て、sRGB色空間、8bit/チャンネル、PNG形式で作られています。殆どのプロファイル は様々なフィルムコレクションを模倣したものです。

 これらプロファイルを、Hald CLUTが処理できるRawTherapee 4.2の様なプログラムで使えば、選んだフィルムの色調を簡単に貴方の画像に適用することが出来ます。

 ファイル名に付いている、+、++、+++、-、--、は画像作成時の増感或いは減感の強さ(但し、++が+の倍という関係ではありません)を表しています、“generic”は一般に販売されているフィルムの再生版です。

ダウンロード (ファイルサイズは361MBあります)
ログの変更
2015-3-25
IdentityCLUTでハイライトのシアンカラーにバグがあることを発見し、このバグを修正。
減感・増感で、ファイルの並びを修正
2014-08-25
最初の公式リリース
カラーと白黒のフォルダーで、ブランドごとにサブフォルダ―に入れる
2014-08-15
README.txtを拡張し、免責事項を加える
2014-07-05
最初の内部リリース
全ての画像を最大非損失圧縮で再圧縮


Hald CLUTについてもっと知りたい方は以下のリンクからどうぞ(英語):

http://www.quelsolaar.com/technology/clut.html
http://blog.patdavid.net/2013/08/film-emulation-presets-in-gmic-gimp.html
http://blog.patdavid.net/2013/09/film-emulation-presets-in-gmic-gimp.html

貢献者:

Pat David - http://rawtherapee.com/forum/memberlist.php?mode=viewprofile&u=5101
Pavlov Dmitry - http://rawtherapee.com/forum/memberlist.php?mode=viewprofile&u=5592

免責事項:

Hald CLUT画像の多くのファイル名に見られる商標権のある名前は、情報目的のためだけです。プログラムのユーザーに提供されたHald CLUT画像が、どのフィルムストックに類似したものである かという情報を示すだけです。名前を使用する以外に、この情報を譲渡・移転することは決してありませんので、私達はこうした名前の利用は公正であると考えます。本文の発行人も著者も、これら商標権を持つ企業に所属しておらず、承認も受けてはおりません。