Local Contrast/jp

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ローカルコントラスト

イントロダクション

 ぼかしの半径が大きなアンシャープマスクを画像に適用してローカルコントラストを増やす機能です。画像にちょっとした活気を加えることが出来ます。実際には、コントラストを増やすために元画像とぼかしをかけた画像をミックスします。コントラストの効果は以下に示す幾つかのパラメータを使って調整します。

 この機能を初めに実践したのはG’MICで、その後RawTherapeeにも移植されました。その効果はL*a*b*色空間の明度にだけ適用されます。処理工程の位置は、ツールチェーンパイプラインと測色で説明している通り、シャドウ/ハイライト機能の後、L*a*b*色空間を使うその他の機能の前になります。

インターフェイス

半径

 ローカルコントラストの範囲(つまり、ぼかしの半径)を決めるスライダーです。高い値にするほど画像は滑らかになりますが、コントラストが強くなります。低い値にするほど効果が局所的になり、コントラストはそれほど強くなりません。

 効果の強さを制御するスライダーです。高い値にすると元画像とぼかした画像の差が増幅され、結果としてコントラストが増します。

暗い部分/明るい部分のレベル

 "暗い部分のレベル"は、元画像に比べて暗くなった部分だけの調整を行うスライダーです。高い値は変化を増幅し(暗い部分が更に暗くなる)、低い値は変化を減衰させます。注意:スライダーの値を0にすると、明るくすることだけでローカルコントラストを変える調整となります。

 "明るい部分のレベル"は、上記と同じ様な作用が明るい部分に働きます。

 注意:両方のスライダーの値を0にするとローカルコントラスト機能が無効になります。