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環境設定

 環境設定を開くには、画面の左下、或いは右上にある環境設定ボタンGtk-preferences.pngをクリックします。ボタンの位置はRawTherapeeの編集タブのモードによって決まります。

RawTherapeeについて

 RawTherapeeの初めの開発者、現在のバージョン、構造の詳細、開発者とその他の貢献者の名前、そして、RawTherapeeの発行ライセンス、GPLv3が説明されています。


一般タブ

レイアウト

 RawTherapeeには以下の画面モードがあります:

  • シングル編集タブモード
  • シングル編集タブモード 垂直型
  • マルチ編集タブモード
  • マルチ編集タブモード(モニターがもう一つある場合)

 編集タブはRAMの使用量が多いので、マルチを選択する場合は、PCのメモリーが十分な大きさを持っている必要があります(但し、これは正確を記すなら、各編集画像サイズ、使用する機能、他のプログラムが同時に使われているか、などにもよります)。

 ここでの変更を有効にするためには、プログラムの再起動が必要です。

デフォルト言語

 30ヵ国語のリストからインターフェイスに使う言語を選びます。英語(米)がデフォルト(母国)言語で、それを元に翻訳が行われています。貴方のコンピューターのOSが、Windows Vista/7/8の64bitであれば使用言語が自動的にOSから読み込まれます。

 インターフェイスの言語設定変更を有効するのにも、プログラムの再起動が必要です。

デフォルトテーマ

 明るく→暗く、といった、インターフェイスの基本設定を行います。プログラムの再起動は必要ありません。数秒以内に画面が変わるでしょう。“システムの設定を使う”にチェックを入れると、ユーザーのプラットフォームやウィンドウマネジャーにもよりますが、RawTherapeeの画面の表示が変わるかも知れません。それが適当であるかどうか確かめてみて下さい。

 “切抜き マスクカラー 透明度”は、切抜き画像の外側の色を設定するものです。ボタンを押すと別なウィンドウが表示され、外側の色や透明度を独自に設定できます。値75は、外側の部分が何とか見えるレベルです。切抜いた画像を、マウスを使って動かし(Shiftキーを押しながらドラッグします)、自分にあった色と透明度を決めて下さい。

 フォントを選ぶことも出来ます。小さいフォントを使えば、その分、表示できるツールの数も増えます。“スリムインターフェイス”でも、表示可能なツールの数は増えるでしょう。

クリッピング領域の表示

 プレビューで(ハイライトWarnhl.png/シャドウWarnsh.png)クリッピング表示が有効にされると、一つのカラーチャンネルでもクリッピングしていれば、その部分を色表示します。色表示の度合いは、クリッピングの強さで変わります。しきい値でどの時点からクリッピングと見なして、色表示を始めるか設定します。クリッピング表示は、カラーマネジメントで出力プロファイルとして設定されている色空間をベースに計算し、編集画像に適用しています。

パン速度の増幅

 高解像度の画像を開き、それを100%に拡大したとしましょう。いろいろな部分を見るために画像を動かす(これを“パニング”と言います)ためには、マウスを忙しく動かすことになります(そうしないためには、かなり大きなマウスパッドが必要でしょう)。その煩わしさを軽減するために、“パン速度の増幅”という機能をRawTherapeeは持っています。デフォルトでは5に設定されています。これはピクセルの移動速度を5倍に増幅しているということです。マウスの一回の動作で普通500ピセル程度動くので、5という設定は一回の動作で2500ピクセル動いていることになります。

画像が拡大される程、効果が顕著になるでしょう。

外部エディター

 RawTherapeeから更なる編集のためにraw画像を外部エディターに送る際には、どのエディターを使うか指定する必要があります。それがGIMPでない場合は、そのエディターのパスをここで指定して下さい。


画像処理タブ

画像処理のデフォルト値

 RawTherapeeがraw画像や他の形式の画像を開く際に使うプロファイルを設定します。ユーザーが自身のデフォルトプロファイルを作成していれば、常にそれを使うようにも設定できます。そうするためには(そのファイルをリストに載せる)、そのプロファイルをRawTherapeeの“config”フォルダーに保存しなければなりません。ファイルパスのページを参照して下さい。

 デフォルトでは、JPEGやTIFFなど、raw形式以外のファイルを開く場合は、そのために最適である“ニュートラル”プロファイルを使っています。“ニュートラル”は、自動露光補正シャープ化など、画像調整を全く行わない設定です。

カスタム処理プロファイルビルダー

 上記のような新しい初期処理プロファイルが作られた時は、その実行(或いは作業)ファイルが呼び出されます。そのコミュニケーションファイル(*.ini style 別名“Keyfile”)のパスが、コマンドラインパラメータとして追加されます。規則正しく処理プロファイルを作成するため、ここには実行、或いは作業ファイルに関する様々なパラメータが含まれます。

 この設定は、非常に効果的です;例えば、自身のカメラレンズの歪曲収差補正値、画像の性格に基づいたノイズ低減などを設定できるのです。実行・作業ファイルが呼び出されるのは、画像編集の最初、或いはファイルブラウザ画像スライドで、手動によりサムネイルの右クリックで開かれた操作メニューを実行する時です。

 注意:スペースが入ったパスを入力する際は、二重引用符(“ ”)の使用には注意して下さい。

処理プロファイルの取り扱い

 “処理プロファイルのパラメータを入力ファイルと同じディレクトリーに保存”:これにチェックを入れると、貴方が画像に行った編集全てをPP3ファイルに書き込み、入力ファイル(rawファイル)の隣に保存します。このファイルには貴方の作業(例えば、シャープ化に使われた設定)が記述されており、後で再入力することも出来ます。

 “処理プロファイルをcacheに保存”は、rawファイルの隣にPP3ファイルを作る代わり、キャッシュにそれを作るオプションです。最後のオプションを有効にするだけでは、新しいPCにRawTherapeeをインストールした際に、キャッシュにあった貴方の作業記録(編集)が失われてしまいますので注意して下さい。

 処理プロファイルがrawファイルと一緒にバックアップされるので、“処理プロファイルは入力 ファイルの隣に保存する”オプションの方が、通常は良い選択だと思います。

ダークフレーム

 長時間露出によって発生するノイズの低減のために使うダークフレームを、ハードディスクのどのディレクトリーで探すか指定します。Badピクセルの座標を記したファイルは、自動補正のために、同じディレクトリーに保存しなければなりません。

フラットフィールド

 フラットフィールドの参照画像を、ハードディスクのどのディレクトリーで探すか指定します。

メタデータ

 “変更のないIPTC/XMPを出力ファイルにコピー”というオプションを選択すると、RawTherapeeのメタデータに対する処理が変わります。通常、RawTherapeeは入力画像からIPTC/XMPデータを除去して、IPTCセクションに独自のタグだけを書き込みます。これは貴方が他のプログラムを使って入力ファイルにタグ付けをする場合、問題になることがあります。rawファイルは通常XMPデータを含んでいますが、これが失われるかもしれません。このオプションにチェックを入れると、IPTCとXMPデータには全く触れません、ただ素通りするだけです。但し、RawTherapeeで行われた貴方のタグが保存されないという短所があります。


ファイルブラウザタブ

起動時の画像ディレクトリー

 起動時にどのディレクトリーを立ち上げるか指定します。RawTherapeeのインストールディレクトリー、直近使われたディレクトリー、ホームディレクトリー、或いは貴方が指定するディレクトリー、を選びます。

ファイルブラウザ/サムネイルのオプション

 サムネイル画像にどの情報を表示するか、どの様に表示するか、を決めるオプションです。

メニューオプション

 ファイルブラウザ(及び、画像スライド)で、右クリックした際に表示されるメニューのグループを指定します。

拡張子

 どの拡張子のファイルを画像ファイルとして認識し、ファイルブラウザに表示するか指定します。デフォルトでは、サポートしている拡張子、全てが有効に設定されています。チェックマークを外せば、無効となります。希望する拡張子が見つからなければ、+ボタンを使って簡単に追加が出来ます。

cacheオプション

 サムネイル画像のアップロード/作成の速度に影響するオプションです。各オプションに説明は必要ないと思いますが。

カラーマネジメントタブ

 ICCプロファイルをどのディレクトリーで探すか指定します。モニターのキャリブレーションを行ったのであれば、そのICCプロファイルも指定するべきでしょう。そうしないと、画像が誤った色でディスプレイに表示されることになります。

 “自動的にOSのメインモニターのプロファイルを使用”というオプションは、今のところWindowsだけにしか使えません。また、RawTherapeeが認識するモニターは1台だけです。よって、複数のモニターが接続されている場合、RawTherapeeは常にメインモニターのプロファイル(タスクバー付いている)を選びます。

 MacOS Xが表示する色は全てsRGB(英語)の色空間です。スクリーンがキャリブレーションされていれば、必要に応じて、OS Xの有するカラーで変換してキャリブレーションした色にマッチングさせます。つまり、OS Xではモニターのカラープロファイルを選べないということです。色は正しく表示され、それは複数のスクリーンでも可能ですが、それらが色域の広いスクリーンでも(例えば、sRGB以上の彩度を表示できるディスプレイ)、RawTherapeeが表示できる色はsRGBの範囲に限られます。しかし、それは出力には影響しませんので、sRGBの外にある色で画像を作成できます。

 Linuxの場合は、モニターのプロファイルを自動的に選ぶことが出来ません。但し、キャリブレーションで使われたものと同じICCプロファイルをロードする限り、色は管理できますし、色域の広いモニターも使えます。異なるプロファイルを持つ別なモニターも使用する場合は、色の修正を行うモニターをメインとし、RawTherapeeのウィンドウをそのモニターで表示するようにして下さい。

レンダリングインテント

 "レンダリングインテント"(英語)のドロップボックスの中から、ICCプロファイルを、どの様な形で、モニターやプリンターなどのデバイスの色空間に反映させるか選びます。

知覚的
画像の色域が、デバイス(モニターやプリンター)の表現できる色域を上回っている場合、画像の色域を少しだけ圧縮して、デバイスの色域に可能な限り近づけます。その結果、彩度が落ちるかもしれませんが、色相は保たれます。画像としては多少眠い感じになるかもしれません。しかし、色の関係は変わらないので、はっきりと実感できるほどではありません。デフォルトではこの方法が設定されています(推奨モード)。
相対的色域を維持
画像とデバイスの両方の色域に存在する色を維持し、100%完全に表示します。画像に存在する色がデバイスにない場合は、それに最も近い色を使うモードです。但し、青空のような画像で、バンディングが発生することがあります。ホワイトポイントは修正されます。
彩度
知覚的と非常に似ていますが、こちらは彩度を優先しますので、逆に色相が変わります。スクリーンショットや類似の画像などには非常に役立ちます。また、画像の印象が眠くならない程度の色ずれであれば気にならない、という人には適当なモードです。
絶対的な色域を維持
相対的な色域を維持、に似ていますが、元画像の色の正確な再現を試行するモードです。ホワイトポイントは修正されません。普通、このモードは、画像の色域とデバイスの色域がほぼ同じである場合に使います。使用例としては、生地やロゴの色を再現するような、特定色の再現が必要なケースが挙げられます。

バッチ処理タブ

 バッチ処理は、ファイルブラウザが開かれている時に、表示されている複数の画像の編集を同時に行うための環境設定です。だから“ファイルブラウザ”にもツールパネルが表示されているのです。画像編集のツールと見た目は同じですが、ここのツールは複数のファイルを同時に処理するので、“バッチツールパネル”と呼びます。チェックボックスでツールの状態を以下のように分けています:
[ ] 無効
[✓]有効
[-] 選択された画像によってその値が異なる

 画像の同時編集は、Shift、或いはCtrlキーを使って、ファイルブラウザで1枚以上の画像を選び、それら画像を、右に表示されているツールで編集します。編集におけるスライダー値の使われ方は、この“バッチ処理”タブで設定されたオプションによって決まります。

 選択された画像が1枚だけの場合、スライダーが示している値は、その一枚の画像の処理パラメータ値です。これらの値は、デフォルトプロファイルの値か、或いは直近の編集で設定された値です。もし、その画像が編集タブで編集中の場合、その編集で使われている値は、ファイルブラウザの画像にもリアルタイムで反映されています、その逆もまた然りですので、注意して下さい。

 “ファイルブラウザ”で複数枚の画像が選択されている場合は、スライダーの作用は以下に示すモードの選択によって異なります。デフォルトで“追加”モードが有効になっていないツールは、通常、“設定”モードで使われるモードと考えて下さい。

“追加”モード
“相対モード”とも呼べるモードです。“追加”モードでスライダーを動かすと、スライダー値は各画像の既存のスライダー値に加算されます。例えば、Ctrlキーを使って選ばれた2つの画像で、一方の露光量補正が‐0.5で、もう一方のそれが+1.0であったとしましょう。ここで露光量補正のスライダーを0.3上げると、はじめの画像の露光量補正は‐0.2、もう一方の画像のそれは+1.3に変化します。
“リセット”ボタンを押せば、スライダー値はデフォルト(0)に戻り、両画像の露光量補正値も元に戻ります。
“設定”モード
こちらは“絶対”モードとも呼べるモードです。“設定”モードにすると、既存のスライダー値に関係 なく、新たに調整されたスライダーの値がパラメータとして、選択された画像に反映されます。先ほどの例を使えば、スライダーを0.3に上げると、両画像の露光量補正値が0.3になります(全ての画像に対して同じ値)。
“リセット”ボタンを押すと、スライダーはデフォルトの位置(スライダーによって違います)に戻り、各画像のパラメータもリセットされます。
既存の出力プロファイルを上書きする
“既存出力ファイルを上書きする”を有効にすると、RawTherapeeは既存の出力ファイルを上書きするモードになります。チェックが外されていれば上書きはされず、代わりにファイル名に索引番号が付加されます。
例えば、output.jpgという名前の画像ファイルが既に存在する場合、自動的に索引番号が付加されて“output_1.jpg”で保存されます。

パフォーマンスタブ

 “パフォーマンス”タブは上級者向けのタブです。道具の入った箱の蓋を開けて、中の道具に調整を加えるような作業を行います。機能のパラメータに手を加えると、プログラム動作の速度や安定に影響します。

ノイズ低減に関するスレッドの最大値

 RawTherapeeのノイズ低減アルゴリズムは非常に強力ですが、CPUとメモリーに対する負荷もかなり大きくなります。ハードウェアのスペックが低いと、RAMのスペース不足が原因でプログラムが動かなくなることがありますが、パラメータを調整してクラッシュを避けることは可能です。ただ、その分、プログラムの作業時間が長くなります。

 RawTherapeeのノイズ低減機能が想定している基本的なRAM使用量は、10メガピクセルraw画像で128MB、40メガピクセルraw画像であれば512MBで、更にスレッドごとに128MBのRAMを必要とします。より多くのスレッドを同時に処理できれば、演算速度は速まりますが、より多くのメモリーが必要です。

 最近の殆どのCPUは物理的コアごとに2つのスレッドを処理します。CPUが何個のコアを持っているか分れば、それを2倍にした数が、そのCPUが同時に処理できるスレッドの最大値になります。ここでその数をTmaxと呼ぶことにしましょう。これより大きい数のスレッドを同時に処理する設定をしてもメリットはありません‐実際には処理速度が若干落ちると思います。

 パラメータ“0”の設定で、CPUはTmaxの数が何であるか分るようになっています。もし、この設定でプログラムがクラッシュするようであれば、それはRAM不足ということになりますので、Tmaxを独自に算出し、それより小さい数を入力します。


サウンドタブ

 “サウンドタブ”で、作業の終わりを音声で知らせる設定が可能ですが、現在、この設定はOSがWindowsとLinuxの場合だけです。

 “キュー処理終了”の音声は、バッチ処理キューにあった最後の画像の現像処理が終わると流れます。“編集作業の終了”の音声は、設定した編集作業時間が過ぎると流れます。

 音声を消すには、音声オプションを無効にするか、或いは設定画面の参照音声ファイルを空白にします。

 “キュー処理終了”と“編集作業の終了”のテキストボックスには、wave(.wav)ファイルか、以下の中から選んだファイルを指示して下さい:

Windowsの場合:
  • SystemAsterisk
  • SystemDefault
  • SystemExclamation
  • SystemExit
  • SystemHand
  • SystemQuestion
  • SystemStart
  • SystemWelcome
Linuxの場合:
  • bell
  • camera-shutter
  • complete
  • dialog-warning
  • dialog-information
  • message
  • service-login
  • service-logout
  • suspend-error
  • trash-empty
  • 以下のような形式であれば、どの様なファイルでも可能

/usr/share/sounds/freedesktop/stereo/