Download/jp
安定リリース
RawTherapeeは当ウェブサイト、或いはパッケージマネジャーを通してダウンロード出来ます。直近でリースされている公式バージョンが、殆どのユーザーにとって安定したバージョンです。将来のバージョンに備わる新たな機能を試す、その他の改良、バグの修正、最適化の恩恵を享受したい場合は、開発用ビルドをダウンロードします。また、貴方自身でRawTherapeeをコンパイルすることも簡単です。OSのタイプに応じて、Linux、Windows、macOSの項を参照して下さい。
開発用ビルド
新しい機能や最新の変更を試してみたい場合は開発用ビルドを使います。但し、安定リリースに向けて開発中のビルドなので、システムの安定性や前のバージョンとの後方互換性に問題の可能性があること承知しておいて下さい。
開発用ビルドのダウンロードは幾つかの個所から行えます:
- GitHubリポジトリの中のOfficial GitHub Repository
- André Gauthier による 非公式ページ Windows版 。
- Richard Barberによる 非公式ページ macOS版
公式の自動開発用ビルドは私たちのGitHub repositoryに新しいコミットメントが行われるたびに作成されます。これでテスト段階にある、最新のバグ修正、機能、カメラサポートが備わった最新バージョンのRawTherapeeが手に入ります。これら開発用ビルドは殆どの場合クラッシュを起こさない程度には安定していて、開発者も誤って新しいバグが発生しないよう注意しています。バグや機能の問題などを完全に避けることは出来ませんが、多くのユーザーは問題なく開発用ビルドを日常の編集に使っています。
しかし、あくまで貴方がシステムの安定性を重視するのであれば、常に最新の安定リリースを使うことを勧めます。私たちは安定リリース間の後方互換性の維持(つまり、RawTherapeeのバージョン5.7で編集した画像をバージョン5.8で開いた時に同じ映りになる)に努めていますが、開発用ビルド間では”その限りではない”からです。
開発用ビルドのファイルネームは概ね以下の様式になっています:
RawTherapee_[branch]_[os]_[type].[extension]
- 新しいコミットメントは”branch”に現れます。メインブランチは
dev
と呼ばれています。新しい機能は独自のブランチで開発され、準備が整うとdev
に併合されます。選択に迷うようであれば、dev
を選んで下さい。 - ビルドは特定のオペレーティングシステムに対応して作られます:[os]の部分が
win64
であればWindowsの64ビットシステム上で動作するビルドです。macOS_11.3
であれば、macOSの特定バージョン以降のシステム上で動作するビルドです。Linux用のビルドには[os]の部分がなく、代わりにAppImage
があてがわれています。 - [type]は
release
かdebug
になっています。"release"は動作の最適化が図られたビルドですが、プログラムがクラッシュを起こした場合、その原因を探るためにはあまり役に立ちません。一方、"debug"のビルドはクラッシュした時の原因究明に役立つ情報を提供してくれます。但し、このビルドは動作が非常に遅くなります。どちらを選ぶか迷ったら、"release"ビルドにするべきでしょう。