Shadows/Highlights/jp: Difference between revisions

From RawPedia
Jump to navigation Jump to search
No edit summary
 
(シャドウ/ハイライトの更新)
Line 1: Line 1:
<span style="color: #000000; background: none; overflow: hidden; page-break-after: avoid; font-size: 2.0em; font-family: Georgia,Times,serif; margin-top: 1em; margin-bottom: 0.25em; line-height: 1.3; padding: 0; border-bottom: 1px solid #AAAAAA;">シャドウ/ハイライト </span>
<span style="color: #000000; background: none; overflow: hidden; page-break-after: avoid; font-size: 2.0em; font-family: Georgia,Times,serif; margin-top: 1em; margin-bottom: 0.25em; line-height: 1.3; padding: 0; border-bottom: 1px solid #AAAAAA;">シャドウ/ハイライト </span>


 これは画像のハイライト部分とシャドウ部分を別々に調整する機能です。
== イントロダクション ==
 画像のシャドウ部分を明るく、或いはハイライト部分を暗くする機能です。


== シャープマスク ==
 バージョン5.5のRawTherapeeから、この機能のエンジンは新しくなりました。[https://arxiv.org/abs/1505.00996 fast guided filter]と呼ばれるエッジ検知でハロの発生を避けることが出来ます。デフォルトでは彩度を保持するためRGB色空間で実行するようになっています。
<gallery caption="シャドウ/ハイライト "シャープマスク" 効果" style="clear: both">
File:Sh_sm_1.jpg|元画像
File:Sh_sm_2.jpg|"シャープマスク" 無効
File:Sh_sm_3.jpg|"シャープマスク" 有効
</gallery>


 明るい部分から暗い部分を切り離すためにLightness Maskというマスクを形成します(ユーザーからは見えません)。2つのアルゴリズムから選びます;1つは画像をぼかすアルゴリズム、もう1つは明るい部分と暗い部分のはっきりした境界線を維持するアルゴリズムです。どちらがより優れているとは言えません。それぞれ違ったメリットがあります。ソフトマスクの方法はハロが出ることがありますが、演算が短いです。一方シャープマスクの方は、演算は遅いですがハロは出ません。但し、境界線部分に小さいアーティファクトが出ることがあります。
== 利用法 ==
 自然な映りを保持するために、調整は控えめに行います。撮影した画像のダイナミックレンジが非常に広い場合は(シャドウ部分が非常に暗く、ハイライト部分が非常に明るい)、初めに[[Dynamic Range Compression/jp|ダイナミックレンジ圧縮]]を使ってダイナミックレンジを適度に圧縮し、その上でこのシャドウ/ハイライト機能を使うといいでしょう。


== シャドウ ==
== インターフェイス ==
=== 色空間 ===
 シャドウとハイライトの調整ではRGB色空間を使う方が、画像の鮮やかさを維持できます。L*a*b*色空間を使って調整を行うと、調整領域で彩度が落ちる傾向があります。但し、RGB色空間での調整で、シャドウ部分の彩度が過剰になるようなことがあれば、作業色空間をL*a*b*に変更します。
 
=== シャドウ ===
 画像の最も暗い部分を明るくすることが出来ます。
 画像の最も暗い部分を明るくすることが出来ます。


== ハイライト ==
=== ハイライト ===
 画像の最も明るい部分を暗くすることが出来ます。
 画像の最も明るい部分を暗くすることが出来ます。


== 諧調の範囲 ==
=== 諧調の範囲 ===
 シャドウ/ハイライトの諧調範囲機能で、ハイライトスライダーが作用する明るい部分の範囲とシャドウスライダーが作用する暗い部分の範囲をコントロールします。そのための基礎となる数学は多少複雑ですが、ヒストグラムで考えるとわかりやすいと思います。ハイライトの諧調範囲は、スライダーが作用するヒストグラムで見た最も明るい部分からの範囲を指定し、シャドウの諧調範囲は、スライダーが作用するヒストグラムで見た最も暗い部分からの範囲を指定します。値を高くするほど、スライダーが作用する範囲が増えます。
 シャドウ/ハイライトの諧調範囲機能で、ハイライトスライダーが作用する明るい部分の範囲とシャドウスライダーが作用する暗い部分の範囲をコントロールします。そのための基礎となる数学は多少複雑ですが、ヒストグラムで考えるとわかりやすいと思います。ハイライトの諧調範囲は、スライダーが作用するヒストグラムで見た最も明るい部分からの範囲を指定し、シャドウの諧調範囲は、スライダーが作用するヒストグラムで見た最も暗い部分からの範囲を指定します。値を高くするほど、スライダーが作用する範囲が増えます。


== 半径 ==
=== 半径 ===
 半径の値を大きくするとシャドウとハイライトのスライダーが影響する部分が拡大します。
 半径の値を大きくするとシャドウとハイライトのスライダーが影響する部分が拡大します。

Revision as of 23:50, 20 December 2018

シャドウ/ハイライト

イントロダクション

 画像のシャドウ部分を明るく、或いはハイライト部分を暗くする機能です。

 バージョン5.5のRawTherapeeから、この機能のエンジンは新しくなりました。fast guided filterと呼ばれるエッジ検知でハロの発生を避けることが出来ます。デフォルトでは彩度を保持するためRGB色空間で実行するようになっています。

利用法

 自然な映りを保持するために、調整は控えめに行います。撮影した画像のダイナミックレンジが非常に広い場合は(シャドウ部分が非常に暗く、ハイライト部分が非常に明るい)、初めにダイナミックレンジ圧縮を使ってダイナミックレンジを適度に圧縮し、その上でこのシャドウ/ハイライト機能を使うといいでしょう。

インターフェイス

色空間

 シャドウとハイライトの調整ではRGB色空間を使う方が、画像の鮮やかさを維持できます。L*a*b*色空間を使って調整を行うと、調整領域で彩度が落ちる傾向があります。但し、RGB色空間での調整で、シャドウ部分の彩度が過剰になるようなことがあれば、作業色空間をL*a*b*に変更します。

シャドウ

 画像の最も暗い部分を明るくすることが出来ます。

ハイライト

 画像の最も明るい部分を暗くすることが出来ます。

諧調の範囲

 シャドウ/ハイライトの諧調範囲機能で、ハイライトスライダーが作用する明るい部分の範囲とシャドウスライダーが作用する暗い部分の範囲をコントロールします。そのための基礎となる数学は多少複雑ですが、ヒストグラムで考えるとわかりやすいと思います。ハイライトの諧調範囲は、スライダーが作用するヒストグラムで見た最も明るい部分からの範囲を指定し、シャドウの諧調範囲は、スライダーが作用するヒストグラムで見た最も暗い部分からの範囲を指定します。値を高くするほど、スライダーが作用する範囲が増えます。

半径

 半径の値を大きくするとシャドウとハイライトのスライダーが影響する部分が拡大します。