Getting Started/jp: Difference between revisions

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* Ctrl+Zで一つ前の編集に戻れます。(特筆に値する機能ではないかもしれませんが、あると便利な機能です)。
* Ctrl+Zで一つ前の編集に戻れます。(特筆に値する機能ではないかもしれませんが、あると便利な機能です)。


==次のステップ==
===初歩的な操作手順===
 上記で説明した以外にもRawTherapeeは豊富な機能を持っています。プログラムに慣れてきたら、試してみて下さい。幾つか紹介します:
# [[File:Colour.png]]カラータブをクリックし、右クリックで[[White Balance/jp|ホワイトバランス]]機能を開きます。最初、RawTherapeeはカメラが設定したホワイトバランスを適用しています。その後の編集では、ホワイトバランスの調整は殆ど色温度と偏差の調整、或いは[[File:Gtk-color-picker.png]]スポットホワイトバランスで行います。後者はスポイトを画像の中の色の無い部分(ニュートラルグレー)でクリックして好みのホワイトバランスを決めます。
* raw画像を開き、カラータブにある[[Color Management/jp|カラーマネジメント]]パネルを見て下さい。入力プロファイルと書かれた所が、“カメラ固有のプロファイル”になっていますか?貴方のカメラのDCPカメラプロファイルが手に入れば、より正確な色や明るさの再現が可能です。その方法の一つがAdobeより提供されています。RawPediaの[[How to get LCP and DCP profiles/jp|LCPとDCPプロファイルを取得する方法]]を参考にして下さい。また、[[How to create DCP color profiles/jp|DCPカラープロファイルの作り方]]を参考に、ご自身でDCPプロファイルを作ることも、或いは、Googleから他の情報を得ることも出来るでしょう。
# 次に、[[File:Exposure.png]]露光補正タブで、機能パネルを開き、[[Exposure/jp|露光補正]]を行います。とりあえず露光量と彩度だけの補正を行います。
* 高ISOによる撮影をした時は、ディテールタブの[[Noise Reduction/jp|ノイズ低減]]が役に立ちます。
# 画像にノイズが多い場合はタブを[[File:Detail.png]]ディテールタブに切り替えます。このタブに収まっている機能の効果はプレビュー画像を100%以上の拡大率で表示しないと分かりませんので(もちろん画像を拡大しなくても、実際に保存される画像には調整が反映されています)、画面下の[[File:Gtk-zoom-100.png]]をクリックするか、キーボードの”z”を使います。タブの中の[[Noise Reduction/jp|ノイズ低減]]を有効にします。とりあえずデフォルトで設定されている効果だけを画像に適用します。色ノイズはRawTherapeeが自動的に軽減を行います。輝度ノイズは[[Noise_Reduction/jp#この機能の扱い方|手動]]で軽減を行う必要がありますが、一般的には画像に古いフィルム調の印象を与えてくれるので、ここでは調整を行いません。原則、ノイズ低減機能を使った場合は、シャープ化機能は併用しません。画像の大きさを元に戻す場合は、画面下の[[File:Gtk-zoom-fit.png]]をクリックするか、キーボードの”f”を使います。
* 露出オーバーや露出不足の画像を調整する時は、露光補正タブの[[Exposure/jp#ハイライト圧縮|ハイライト圧縮]][[Exposure/jp#シャドウ圧縮|シャドウ圧縮]]の説明を参考にして下さい。また、ダイナミックレンジが広い画像の場合は、[[Exposure/jp|トーンマッピング]]の説明が参考になるでしょう。
# 次に画像の[[Lens/Geometry/jp|レンズ/ジオメトリ]]と構図を補正します。
* 露光パネルの[[Exposure/jp#黒レベル|黒レベル]][[Exposure/jp#明度|明度]]のスライダーで、画像の印象を著しく改善出来るでしょう。
#* 初めに、水平を確立するか、或いは垂直であるべき街路灯またはビルの端を補正します。やり方は簡単です。キーボードの″s″を押し(画面下の[[File:Straighten.png]]をクリックしても同じです)、マウスをクリックした状態で水平方向、或いはビルの端に沿うようにドラッグします。画像がその動作に合わせて回転し機能パネルの表示は自動的に[[File:Transform.png]]変形タブに切り替わります。
* 先ほどの作業手順では、露光補正パネルのコントラストと彩度を使いましたが、これら機能は他のプログラムや、TVにさえも標準的に備わっているものです。しかし、ここでもRawTherapeeには他の選択肢があります。同じタブの下にあるLab調整パネルの[[Lab Adjustments/jp#コントラスト|コントラスト]][[Lab Adjustments/jp#色度|色度]]です。調整のやり方は同じようにシンプルですが、より良い仕上がりが期待出来ます。詳しい説明はRawPediaの[[RGB and Lab/jp|RGB対Lab]]にあります。
#* 画像の切り抜きを行うには、キーボードの″c″を押し(画面下の[[File:Crop.png]]をクリックしても同じです)、クリックした状態でドラッグし、切り取りたい部分を決めます。この操作により自動的に切り抜き機能が有効になります。切り抜き部分を決める際に何らかのガイドが必要な場合は、ガイドタイプから選んで下さい。
* 彩度と色度に関しては、他にも[[Vibrance/jp|自然な彩度]]という機能もあります。
#* ソーシャルネットワークなどに画像を掲載するなら、10MBの画像サイズは必要ないでしょう。[[Resize/jp|リサイズ]]機能を有効にしますが、設定はデフォルトのままにします。この機能の効果は、プレビュー画面では確認出来ませんが、保存される画像には反映されます。
* シャープ化についてはまだ説明していませんが、他のシャープ化機能を使う前に、まず[[Sharpening/jp#アンシャープマスク|アンシャープマスク]]を試して下さい。
#* 以上、補正が終了したら[[Saving/jp|保存]]します。[[File:Gtk-save-large.png]]ボタンを押すか、キーボードでCtrl+sを押します。デフォルト設定では、保存はJPEG、画像の品質″92%″、サブサンプリング″バランス″で行われます。この設定で一般的には十分です。後は保存場所を指定し、保存を実行すれば数秒で現像された画像が指定フォルダーに入ります。RawTherapeeでは、貴方が行った補正の詳細は、そのrawファイルに付随した[[Sidecar Files - Processing Profiles/jp#サイドカーファイル - 処理プロファイル|pp3サイドカーファイル]]に保存されますので、将来、同じraw画像を開いた際にも貴方が行った設定が保持されています。
* RawTherapeeには豊富なカーブ調整が備わっています。それぞれ使い方のヒントは、[[General Comments About Some Toolbox Widgets/jp|一部の機能に関する全般的説明]]の“カーブエディター”の中に書かれています。例えば、[[Lab Adjustments/jp#L カーブ|L カーブ]]でコントロールケージタイプを使って、明度やコントラストを調整するとか、[[Lab Adjustments/jp#LH カーブ|LH カーブ]]を使った空の色を暗くする調整([[Graduated Filter/jp|グラデーションフィルター]]でも同じような効果を期待できます)、[[Lab Adjustments/jp#CH カーブ|CH カーブ]]で空の彩度だけ増やす、[[Lab Adjustments/jp#HH カーブ|HH カーブ]]で肌の色合いや木々の葉の色合いを変えるなど、様々な調整が可能です。
 以上が基本的な画像補正の操作です。これらに慣れたら、設定を元に戻し、より高度な設定を試してみましょう。


 まだまだ、他にもありますが、後は貴方自身で発掘し楽しんで下さい。
===高度な操作手順===
 各機能を使う前にRawPediaで該当するその説明を読み、理解を深めておいて下さい。説明記事ではその機能がRawTherapeeの中でどの様に作用するか書かれていますが、RawTherapee固有の概念ではない一般的な事柄に関する説明はWikipediaなどを参照して下さい。
 [[Keyboard Shortcuts/jp|キーボードショートカット]]の説明も目を通して下さい。
 RawTherapeeに備わった機能の配列はプログラムにハードコードされているため、その点から言えば、どの時点で機能を有効或いは無効にしても作用する順序は変わらないことになります。しかし、幾つかの機能は他の機能の効果に大きな影響を与えます。例えば、露光補正の変更で再びカラートーンの調整が必要となるかも知れません、また機能によってはプレビュー画面の画像に反映させるためにCPUを著しく使用するものがありますので、プログラムの動作が鈍くなります。従って、一般的な操作手順で編集を行うことが奨められます:
# RawTherapeeの使用環境が正しいかどうかを確認しておきます。
#* 貴方がカラーマネジメントを行っている場合は、RawTherapeeが貴方のモニターのカラープロフィルを使うように設定します。環境設定→カラーマネジメントでチェックして下さい。更に、モニターのカラープロファイルを自身で作っている場合は、グラフィックカードに適切なキャリブレーションカーブを組み入れる必要があるかもしれません。どの様に行うかは、この説明の範疇外なので省略します。
#* カラーマネジメント機能の設定が正しく成されているか確認して下さい。通常、デフォルトでの設定がベストです。[[Color Management/jp|カラーマネジメント]]及びカラーマネジメント‐補足を読んで下さい。RawTherapeeに記録されている以外の、カラーマトリクスやDCP或いはICC、つまり自身で作成したDCPやAdobeのものを使う場合は、予めそれらを読み込ませておきます。そうしないと、幾つかのカラー機能を再調整する必要が出てくるかもしれません。出力プロファイルは常に決めて下さい‐殆どの場合デフォルトで設定されているRT-sRGBで十分です。とりあえず″ICM無し:sRGB″を選択しておけばいいという考えは誤りの元です。

Revision as of 00:04, 24 May 2018

初めに

ようこそ

 RawTherapeeはGNU一般公衆ライセンスVer3の下に公開されている、クロスプラットフォームの画像処理プログラムです。最初の開発はハンガリー、ブタペストのGabor Horvath氏により行われましたが、2010年以降は世界の様々なチームに引き継がれています。PhotoshopやGIMPの様なラスターグラフィックエディター、或いはdigiKamのようなデジタル資産管理プログラムというより、raw画像の後処理に特化したプログラムを作ることが狙いでした。その狙いは少なからず成功し、今日、RawTherapeeは最も強力なraw現像プログラムの一つになったと私達は確信します。

RawTherapeeをインストールする

 殆どの方は、http://rawtherapee.com/downloads からRawTherapeeをダウンロードし、インストール出来ます。しかし、望むなら、或いは必要とあらば、貴方ご自身でプログラムをコンパイルすることも可能です。RawPediaのメインページに、その方法が解説されているページ(コンパイリング)へのリンクがあります。

 様々なバージョンのダウンロードが可能ですが、ここではRawTherapeeをよく知らない方々のために、順次リリースされる本プログラムの仕組みについて説明します。私達はほぼ毎日のように“開発中”というバージョンを作成していますが、年に1、2回だけ、それまでに判明していた重大なバグを修正した“安定”と呼ぶバージョンをリリースします。“安定”バージョンで新たにバグが見つかると、次の“安定”バージョンが発表されるまでの数か月の間、“開発中”バージョンの中でそのバグが修正されて行きます。これら“開発中”バージョンではバグの修正だけでなく、既存の機能を改善したり、追加したりすることも行われます。但し、その完成度を高めるためには時間がかかります。つまり、“開発中”バージョンはその時点で最もバグが修正されているバージョンですが、その一方、改善・追加された機能の完成度が十分でないため、動作が悪かったり、別なバグが発生したりすることが考えられます。従って、兎に角新しい機能を試してみたいのであれば、既知のバグが最も修正されている最新の“開発中”バージョンを手に入れて、新しい機能を使ってみて下さい。その結果、新たなバグを見つけることがあれば私達に教えて下さい。普段通りにプログラムを使用するのであれば、問題の少ない“安定”バージョンを選ぶことを薦めます。

RawTherapeeを起動する

ファイルブラウザタブ

 初めてRawTherapeeを起動させた時、ファイルブラウザタブというタブが表示されますが、恐らく中央は空っぽのはずです。従って、画像が収められている場所をRawTherapee に指示する必要があります。ファイルブラウザタブの左にあるディレクトリーのツリーの中から、raw画像が収められているフォルダーを探し、ダブルクリックします。するとフォルダー内のサムネイル画像が全て中央に表示されますので、その中から編集・現像を行う画像を選び、ダブルクリックします。

最初の画像編集

 Raw画像を開いた時、プレビュー画面に表示された画像と、貴方のカメラ出しJPEG画像とでは、かなり映りが違うと感じるでしょう。“Raw画像を開いた時のプレビュー画像とカメラ出しのJPEG画像の映りが違う”というタイトルの項目でその理由が説明されています。  編集する画像が開かれると、画面左端のタブが、“編集”のタブ表示に変わり、貴方が画像編集タブに移ったことを示します。ここで貴方がRawTherapeeを使って画像編集を行い、一級の芸術写真を作成したり、或いは、スナップショットにちょっと味付けをしたりします。

画像編集タブ

 この編集タブの概要を見てみましょう。画面右上、タブの中に更にタブがあることが分ると思います。これらタブとそこに属するのが機能ボックスです。貴方が初めに開くのは最初のタブだと思いますが、そこは露光補正と呼ぶタブです。露光補正タブの後は、シャドウ/ハイライト、トーンマッピングなどが続いています。各タブの名前をクリックすると、そのタブが拡大して開き、その中身が見えます、もう一度クリックするとタブが閉じます。タイトルを右クリックすると、クリックしたタブが開く一方で、開いている他のタブは閉じられるので、操作の利便性が図れます。機能名の左側に電源ボタンExpanderEnabled.png が表示されている場合は、それをクリックすることでその機能の有効・無効を選択出来ます。電源ボタンの代わりに、▶が記されている場合は、そのタブを開くことを意味します。“一部の機能に関する一般的説明”の項目に、詳細が書かれています。全てのタブや機能パネルをブラウズすることで、驚くほど様々な調整が行えることが実感出来ると思います。  画像編集を始める前に、大切なアドバイスをしておきます-何か起こっても慌てない!ことです。編集に失敗したらといって、貴方の大切な画像が完全に破壊されてしまうような危険はありません。RawTherapeeは貴方の画像を守るために幾つかの機能を有しています:

  • RawTherapeeが貴方のraw画像に行うのは非破壊編集です。これはRawTherapeeが貴方のraw画像の属性まで変えることはしない、という意味です。更に詳しい説明がRawPediaの中のサイドカーファイル-処理プロファイルにあります。
  • 画像編集モードの時、画面の左側に履歴のパネルが見えると思います。これは貴方が 画像に対して行った調整の記録です。最初に画像を開いた際の状態も含め、どの調整時点にも戻ることが可能です。単に履歴パネルの該当する調整ポイントをクリックするだけです。
  • 履歴パネルの下に、スナップショットというパネルがあります。ここでの説明は省きますが、RawTherapeeに慣れてきたら便利に感じるはずです。
  • Ctrl+Zで一つ前の編集に戻れます。(特筆に値する機能ではないかもしれませんが、あると便利な機能です)。

初歩的な操作手順

  1. File:Colour.pngカラータブをクリックし、右クリックでホワイトバランス機能を開きます。最初、RawTherapeeはカメラが設定したホワイトバランスを適用しています。その後の編集では、ホワイトバランスの調整は殆ど色温度と偏差の調整、或いはFile:Gtk-color-picker.pngスポットホワイトバランスで行います。後者はスポイトを画像の中の色の無い部分(ニュートラルグレー)でクリックして好みのホワイトバランスを決めます。
  2. 次に、Exposure.png露光補正タブで、機能パネルを開き、露光補正を行います。とりあえず露光量と彩度だけの補正を行います。
  3. 画像にノイズが多い場合はタブをDetail.pngディテールタブに切り替えます。このタブに収まっている機能の効果はプレビュー画像を100%以上の拡大率で表示しないと分かりませんので(もちろん画像を拡大しなくても、実際に保存される画像には調整が反映されています)、画面下のFile:Gtk-zoom-100.pngをクリックするか、キーボードの”z”を使います。タブの中のノイズ低減を有効にします。とりあえずデフォルトで設定されている効果だけを画像に適用します。色ノイズはRawTherapeeが自動的に軽減を行います。輝度ノイズは手動で軽減を行う必要がありますが、一般的には画像に古いフィルム調の印象を与えてくれるので、ここでは調整を行いません。原則、ノイズ低減機能を使った場合は、シャープ化機能は併用しません。画像の大きさを元に戻す場合は、画面下のFile:Gtk-zoom-fit.pngをクリックするか、キーボードの”f”を使います。
  4. 次に画像のレンズ/ジオメトリと構図を補正します。
    • 初めに、水平を確立するか、或いは垂直であるべき街路灯またはビルの端を補正します。やり方は簡単です。キーボードの″s″を押し(画面下のFile:Straighten.pngをクリックしても同じです)、マウスをクリックした状態で水平方向、或いはビルの端に沿うようにドラッグします。画像がその動作に合わせて回転し機能パネルの表示は自動的にTransform.png変形タブに切り替わります。
    • 画像の切り抜きを行うには、キーボードの″c″を押し(画面下のCrop.pngをクリックしても同じです)、クリックした状態でドラッグし、切り取りたい部分を決めます。この操作により自動的に切り抜き機能が有効になります。切り抜き部分を決める際に何らかのガイドが必要な場合は、ガイドタイプから選んで下さい。
    • ソーシャルネットワークなどに画像を掲載するなら、10MBの画像サイズは必要ないでしょう。リサイズ機能を有効にしますが、設定はデフォルトのままにします。この機能の効果は、プレビュー画面では確認出来ませんが、保存される画像には反映されます。
    • 以上、補正が終了したら保存します。File:Gtk-save-large.pngボタンを押すか、キーボードでCtrl+sを押します。デフォルト設定では、保存はJPEG、画像の品質″92%″、サブサンプリング″バランス″で行われます。この設定で一般的には十分です。後は保存場所を指定し、保存を実行すれば数秒で現像された画像が指定フォルダーに入ります。RawTherapeeでは、貴方が行った補正の詳細は、そのrawファイルに付随したpp3サイドカーファイルに保存されますので、将来、同じraw画像を開いた際にも貴方が行った設定が保持されています。

 以上が基本的な画像補正の操作です。これらに慣れたら、設定を元に戻し、より高度な設定を試してみましょう。

高度な操作手順

 各機能を使う前にRawPediaで該当するその説明を読み、理解を深めておいて下さい。説明記事ではその機能がRawTherapeeの中でどの様に作用するか書かれていますが、RawTherapee固有の概念ではない一般的な事柄に関する説明はWikipediaなどを参照して下さい。  キーボードショートカットの説明も目を通して下さい。  RawTherapeeに備わった機能の配列はプログラムにハードコードされているため、その点から言えば、どの時点で機能を有効或いは無効にしても作用する順序は変わらないことになります。しかし、幾つかの機能は他の機能の効果に大きな影響を与えます。例えば、露光補正の変更で再びカラートーンの調整が必要となるかも知れません、また機能によってはプレビュー画面の画像に反映させるためにCPUを著しく使用するものがありますので、プログラムの動作が鈍くなります。従って、一般的な操作手順で編集を行うことが奨められます:

  1. RawTherapeeの使用環境が正しいかどうかを確認しておきます。
    • 貴方がカラーマネジメントを行っている場合は、RawTherapeeが貴方のモニターのカラープロフィルを使うように設定します。環境設定→カラーマネジメントでチェックして下さい。更に、モニターのカラープロファイルを自身で作っている場合は、グラフィックカードに適切なキャリブレーションカーブを組み入れる必要があるかもしれません。どの様に行うかは、この説明の範疇外なので省略します。
    • カラーマネジメント機能の設定が正しく成されているか確認して下さい。通常、デフォルトでの設定がベストです。カラーマネジメント及びカラーマネジメント‐補足を読んで下さい。RawTherapeeに記録されている以外の、カラーマトリクスやDCP或いはICC、つまり自身で作成したDCPやAdobeのものを使う場合は、予めそれらを読み込ませておきます。そうしないと、幾つかのカラー機能を再調整する必要が出てくるかもしれません。出力プロファイルは常に決めて下さい‐殆どの場合デフォルトで設定されているRT-sRGBで十分です。とりあえず″ICM無し:sRGB″を選択しておけばいいという考えは誤りの元です。