Command-Line Options/jp

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コマンドラインオプション

説明

<>は、貴方が入力するパラメータです
[] は、必須パラメータではありません
| は、どちらかを選ぶという意味です
- は、ある値から他の値までの可能な範囲を示しています

使用:

rawtherapee <selected dir>
ディレクトリー内でファイルブラウザを起動します
rawtherapee <file>
画像編集の起動
rawtherapee <options> -c <dir>|<files>
<options>が特定されていない場合、デフォルトパラメータでバッチにあるファイルを変換します。
-w
このオプションはWindowsコンソールを開けないようにするコマンドで、Windowsだけで有効です。RawTherapeeの実行ファイルにパラメータが送られると、コンソールウィンドウが開かれ、貴方の行う操作の出力を見ることが出来ます。通常、RawTherapeeを終了すると、このコンソールも直ぐ閉じられてしまいますので、出力を確認出来るよう、閉じる、を実行する前にキー入力するコマンドプロンプトを加えてあります。-wを使うとこのコンソールウィンドウが開かれないので、閉じるためのキー入力も必要ない訳です。例えば、PowerShellスクリプトを使って、バッチからエグゼファイルを起動させる時などに便利です。

-cを使った他のオプション(-cは必ず最後のオプション):

rawtherapee [-o <output>|-O <output>] [-s|-S] [-p <files>] [-d] [-j[1-100] [-js<1-3>]|[-b<8|16>] <[-t[z] | [-n]]] [-Y] -c <input>
-o <file>|<dir>
出力ファイル或いはディレクトリーの選択
-O <file>|<dir>
出力ファイル或いはディレクトリーを選択し、PP3ファイルにそれらをコピーします。
-s
画像パラメータを作るために、PP3ファイルを入力ファイル(同じ名前)に収めます、例えばphoto.rawにはphoto.raw.pp3を同じディレクトリーに入れます。そのファイルが存在しなければ、内部デフォルト値(ニュートラル Default.pp3にある値ではない)が使われます。
-S
-sと似ていますが、PP3ファイルが存在しなければ、スキップします。
-p <file.pp3>
指定したPP3ファイルが、全ての現像に使われます。指定できる-pオプションの数に制限はありません(下記の説明を参照)。
-d
“環境設定→画像処理→画像処理のデフォルトプロファイル”で設定したデフォルトのrawpp3ファイルか、或いは、非rawpp3ファイルを使います。
-j[1-100]
出力をJPEGに指定します(デフォルトではその設定になっています)。随意に圧縮率1から100を加えます(デフォルトでは92に設定されています)。
-js<1-3>
JPEGのクロマサブサンプリング(英語)のパラメータを指定します:
1=ベスト圧縮比:2x2、1x1、1x1(4:1:1) JPEGライブラリーのデフォルト値
2=通常の圧縮比:2x1、1x1、1x1(4:2:1)
3=ベスト品質圧縮比:1x1、1x1、1x1(4:4:4)
-b<8|16>
チャンネル毎のビット深度を指定します(TIFFとPNGだけに適用出来ます)。
-t[z]
出力形式をTIFFファイルに指定します(-8bが設定されていない場合は16bit)。デフォルトは非圧縮に設定されています。或いは‘z’でZipの圧縮率を指定します。
-n
出力を圧縮されたPNGファイルに指定します(-8bが設定されていない場合は16bit)。
-Y
出力ファイルが存在すれば上書きします。

貴方のPP3ファイルが不完全な場合は、RawTherapeeは以下に従って値を設定します:

  1. 内部のデフォルト値(ニュートラル)を使った(RawTherapeeにハードコードされている)新しいプロファイルを作成します。
  2. それから、デフォルトのraw、或いは非rawのPP3ファイルから探し出した値で上書きします(-dが設定されていれば)。
  3. それから、-pの設定によって提供されたPP3ファイルから探し出した値を上書きします。各値で以前の値を上書きします。
  4. それから、-sが設定されていて、そのファイルが存在すればサイドカーファイルで上書きされます;サイドカーファイルで上書きされるタイミングは、コマンドラインの中の-pパラメータに対する-sスイッチの位置付によります、例えば、
    -p first.pp3 -p second.pp3 -s -p fourth.pp3

出力先へのリダイレクト

 RawTherapeeの出力先をテキストファイルにする場合は、コンソールから始める必要があるので、以下のようなコマンドを追加して下さい:

Windows(cmd.exe)の場合
rawtherapee.exe > rtlog.txt 2>&1
Linux
rawtherapee &> rtlog.txt

コマンドラインを使った例

例1

 Linuxで、「/tmpにある“photo.raw”という1枚のraw画像を、サイドカーファイル(photo.raw.pp3)を使って現像し、“foo.tiff”という同じディレクトリーに保存します、もしfoo.tiffが既に存在する場合は、上書き保存する、というコマンドラインを書きます:

rawtherapee -o /tmp/foo.tif -s -t -Y -c /tmp/photo.raw

例2

 この例は、「/tmp/jane01というディレクトリーにあるraw画像を全て現像し、ウェブというサブディレクトリーに保存します、基本的にはデフォルトプロファイルを使いますが、サイドカープロファイルが存在すればそれを使います、但し、Exif情報の幾つか(例えば、カメラの製造番号)は削除し、幾つかのIPTC情報(例えば、著作権に関するパラメータ)を加えます、更にウェブ用(明確にするためには複数行で表示)に画像をリサイズし、シャープ化を施す、というコマンドラインを書きます:

rawtherapee -o /tmp/Jane01/web -p ~/profiles/iptc.pp3 -s -p ~/profiles/exif.pp3 -p ~/profiles/web.pp3 -t -Y -d -c /tmp/Jane01/

 このコマンドラインにより、処理プロファイルが以下の様に作られます:

  1. 内部デフォルト値(RawTherapeeにハードコードで埋め込まれている)を使った新しいプロファイルを作成します。
  2. それから、値を環境設定で指定されているrawプロファイルのデフォルトパラメータに置き換えます(-d)。
  3. それから、iptc.pp3から得た値に置き換えます。
  4. それから、サイドカーファイル(-s)があれば、そこから得た値に置き換えます。従って、iptc.pp3で既に設定されている幾つかのIPTC情報は、強制的に置き換えられます。
  5. それから、exif.pp3から得た値に置き換えます。よって、幾つかのExif情報が強制的に消去されます。
  6. それから、画像をリサイズし、シャープ化を施すためにweb.pp3で得た値に置き換えます。そして出力の色空間がsRGBであることを確認します。

 ご覧の様に、-sスイッチの位置が、他の-pパラメータに対して、サイドカープロファイルの入力時期を指定しています。-dスイッチでは、そうなりません。

例3

 この例で、ディレクトリーにある各rawファイルを現像するのにどれ位の時間がかかるか見てみます。各raw画像はそれぞれの現像プロファイルを有していると仮定します:

time { for f in /home/user/photos/2011-11-11/*.raw; do rawtherapee -o /dev/null -S -t -Y -c "$f"; done }