Command-Line Options/jp

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コマンドラインオプション

説明

<>は、貴方が入力するパラメータです
[] は、必須パラメータではありません
| は、どちらかを選ぶという意味です
- は、ある値から他の値までの可能な範囲を示しています

バージョン5.1以降のRawTherapeeには実行プログラムが2つ入っています。

RawTherapeeのGUI版

GUIバージョンのプログラムを起動させる場合は、以下のコマンドラインを使います。

使用法:

rawtherapee <selected dir>

ファイルブラウザを起動、画像フォルダーを開きます。

rawtherapee <file>

画像編集を起動、画像ファイルを開きます。

-w

 このオプションはWindowsコンソールを開けないようにするコマンドで、Windowsだけで有効です。RawTherapeeの実行ファイルにパラメータが送られると、コンソールウィンドウが開かれ、貴方の行う操作の出力を見ることが出来ます。通常、RawTherapeeを終了すると、このコンソールも直ぐ閉じられてしまいますので、出力を確認出来るよう、閉じる、を実行する前にキー入力するコマンドプロンプトを加えてあります。-wを使うとこのコンソールウィンドウが開かれないので、閉じるためのキー入力も必要ない訳です。例えばPowerShellスクリプトから一括で rawtherapee.exeを実施させる時などに便利です。RawTherapeeを予めコンソールウィンドウから開いていない限り、コンソールウィンドウが開く“Debug”ビルド</code>-w</code>には使えないことに注意して下さい。

-v

 RawTherapeeのバージョンを印刷し、プログラムを終了します。

-R    バージョン5.2以降のRawTherapeeでは、“リモート”モードが使えるようになりました。“Open with”を使って画像を開く、或いはファイル名を引数として素通りさせると、-Rオプションを使わない場合は、RawTherapeeが“ファイルブラウザ無し”のモードで開かれます。このモードには、ファイルブラウザとキュータブがありません。環境設定のボタンもありません。新しい-Rモードで開くと全装備の形で開きます。-Rモードで開いていれば、既に起動しているモードでも画像を開くことが出来ます。ファイルブラウザ無しのモードは、プログラムを動かすのに大きなRAM容量が必要だったこと、またシステムの動作が不安定であったことに対処するために考えられた古いモードです。現在、RawTherapeeのメモリー使用量は最適化され、何千枚もの画像が入ったフォルダーも素早く、問題なく開けるようになったので、デフォルトで-Rモードを使用するユーザーの方が多いかもしれません。

-h -?

 これらのコマンドを表示させます。

RawTherapeeのCLI版

 CLIバージョンのプログラムを起動させる場合は、以下のコマンドラインを使います。GUIを使わずに画像を編集するためのコマンドラインオプション全てが見つかります。 使用法:

rawtherapee-cli <options> -c <dir>|<files>

 ここでオプションが指定されていなければ、画像ファイルには一括でデフォルトのパラメータが適用されます。

-w

 このオプションはWindowsコンソールを開けないようにするコマンドで、Windowsだけで有効です。RawTherapeeの実行ファイルにパラメータが送られると、コンソールウィンドウが開かれ、貴方の行う操作の出力を見ることが出来ます。通常、RawTherapeeを終了すると、このコンソールも直ぐ閉じられてしまいますので、出力を確認出来るよう、閉じる、を実行する前にキー入力するコマンドプロンプトを加えてあります。-wを使うとこのコンソールウィンドウが開かれないので、閉じるためのキー入力も必要ない訳です。例えばPowerShellスクリプトから一括で rawtherapee.exe-cli を実施させる時などに便利です。

-c を使った他のオプション

rawtherapee-cli [-o <output>|-O <output>] [-q] [-a] [-s|-S] [-p <files>] [-d] [-j[1-100] [-js<1-3>]|[-b<8|16>] <[-t[z] | [-n]]] [-Y] [-f] -c <input>

<code>-c<files>

 1つ以上の入力ファイル或いはフォルダーを指定します。

 フォルダーを指定した場合、RawTherapeeは環境設定のファイルブラウザで指定されている拡張子の付いた画像を捜します(-a-オプションを参照)。

 -cは必ず最後のオプションです。

-o <file>|<dir>

 出力ファイル或いはフォルダーを指定します。

 -oが指定されていなければ、出力ファイルは入力ファイルと共に保存されます。

-O <file>|<dir>

 出力ファイル或いはフォルダーを指定します。そこにpp3ファイルをコピーします。

 -Oが指定されていなければ、出力ファイルは入力ファイルと共に保存されます。

-q<file>|<dir>

 クイックスタートモードを指定します。起動時間を短縮するためキャッシュにあるファイルは読み込みません。

-a<file>|<dir>  

 フォルダーを特定するとサポートされている全ての画像ファイルが処理されます。その時点で環境設定→ファイルブラウザ→拡張子で選択されていないタイプの画像ファイルも処理されます。

-s

   既存のサイドカーファイルの処理パラメータを使います。例えば、photo.rawという画像には同じフォルダー内に、photo.raw.pp3というファイルがあるはずです。そのサイドカーファイルがない場合は、ニュートラル値を使います。

-S

 -sと似ていますが、pp3ファイルが存在しなければ、スキップします。

-p <file.pp3>

 指定したpp3ファイルが、全ての処理に使われます。指定できる-pオプションの数に制限はありません。それぞれのオプションで選択されたpp3ファイルは、以下の説明にあるように、それ以前に使われたファイルに上書きされます。

-d

 “環境設定→画像処理→画像処理のデフォルトプロファイル”で設定した、raw形式用のデフォルトpp3プロファイル、或いは非raw形式用のpp3ファイルを使います。

-j[1-100]

 出力をJPEGに指定します(-t-nが設定されていなければ、デフォルトではJPEGが指定されています)。 圧縮率を1から100の間で選択するオプションがあります(デフォルトでは92に設定されています)。

-js<1-3>

JPEGのクロマサブサンプリング(英語)のパラメータを指定します:

1=ベスト圧縮比:2x2、1x1、1x1(4:1:0)  

  縦横が半分のサブサンプリング

2=通常の圧縮比:2x1、1x1、1x1(4:2:2)

  横が半分のサブサンプリング

3=ベスト品質圧縮比:1x1、1x1、1x1(4:4:4)

  サブサンプリング無し

-b<8|16>

 各チャンネルのビット深度を指定します(デフォルトは16bit)。

 TIFFとPNGの出力だけに適用出来ます。JPEGは常に8bitです。

-t[z]

 出力をTIFF形式に指定します(深度は8bitが設定されていない場合は16bit)。

 デフォルトは非圧縮に設定されています。或いは‘z’でZip圧縮を行います。

-n

 出力を圧縮されたPNG形式に指定します(深度は-8bitが設定されていない場合は16bit)。

 圧縮率はレベル6にハードコードされています。

-Y

 出力ファイルが存在すれば上書きします。

-f

 独自に設定した高速書き出し処理を使います。

 pp3ファイルが不完全な場合は、RawTherapeeは以下に従って値を設定します:


1. ニュートラル値を使って新しいプロファイルを作成します。

2. -dオプションが設定されている場合は、デフォルトのraw用、或いは非raw用のPP3ファイルから探し出した値で上書きします。

3. -pオプションが設定されている場合は、それら処理プロファイルから探し出した値で上書きします。

4. -s或いは‐Sオプションが設定されている場合は、サイドカーファイルの値で最後に上書きされます。


 処理プロファイルはコマンドラインで指定された順序で処理されます。


出力先へのリダイレクト

 RawTherapeeの出力先をテキストファイルにする場合は、コンソールから始める必要があるので、以下のようなコマンドを追加して下さい:

Windows(cmd.exe)の場合
rawtherapee.exe > rtlog.txt 2>&1
Linux
rawtherapee &> rtlog.txt

コマンドラインを使った例

例1

 Linuxで、「/tmpにある“photo.raw”という1枚のraw画像を、サイドカーファイル(photo.raw.pp3)を使って現像し、“foo.tiff”という同じディレクトリーに保存します、もしfoo.tiffが既に存在する場合は、上書き保存する、というコマンドラインを書きます:

rawtherapee -o /tmp/foo.tif -s -t -Y -c /tmp/photo.raw

例2

 この例は、「/tmp/jane01というディレクトリーにあるraw画像を全て現像し、ウェブというサブディレクトリーに保存します、基本的にはデフォルトプロファイルを使いますが、サイドカープロファイルが存在すればそれを使います、但し、Exif情報の幾つか(例えば、カメラの製造番号)は削除し、幾つかのIPTC情報(例えば、著作権に関するパラメータ)を加えます、更にウェブ用(明確にするためには複数行で表示)に画像をリサイズし、シャープ化を施す、というコマンドラインを書きます:

rawtherapee -o /tmp/Jane01/web -p ~/profiles/iptc.pp3 -s -p ~/profiles/exif.pp3 -p ~/profiles/web.pp3 -t -Y -d -c /tmp/Jane01/

 このコマンドラインにより、処理プロファイルが以下の様に作られます:

  1. 内部デフォルト値(RawTherapeeにハードコードで埋め込まれている)を使った新しいプロファイルを作成します。
  2. それから、値を環境設定で指定されているrawプロファイルのデフォルトパラメータに置き換えます(-d)。
  3. それから、iptc.pp3から得た値に置き換えます。
  4. それから、サイドカーファイル(-s)があれば、そこから得た値に置き換えます。従って、iptc.pp3で既に設定されている幾つかのIPTC情報は、強制的に置き換えられます。
  5. それから、exif.pp3から得た値に置き換えます。よって、幾つかのExif情報が強制的に消去されます。
  6. それから、画像をリサイズし、シャープ化を施すためにweb.pp3で得た値に置き換えます。そして出力の色空間がsRGBであることを確認します。

 ご覧の様に、-sスイッチの位置が、他の-pパラメータに対して、サイドカープロファイルの入力時期を指定しています。-dスイッチでは、そうなりません。

例3

 この例で、ディレクトリーにある各rawファイルを現像するのにどれ位の時間がかかるか見てみます。各raw画像はそれぞれの現像プロファイルを有していると仮定します:

time { for f in /home/user/photos/2011-11-11/*.raw; do rawtherapee -o /dev/null -S -t -Y -c "$f"; done }