White Balance/jp

From RawPedia
Jump to: navigation, search

ホワイトバランス

 一般的に、デジタル画像は3つの色、レッド、グリーン、ブルーの混合で構成されています。様々な情報源からその理由を詳しく知ることも出来ますが、如何なる現像プログラムにおいても、撮影した画像の色を再現する前に、色々な方法でこれら3原色の値を補正することが最初のステップです。その補正方法の一つがホワイトバランスを基本にするものです、白いものは(或いはニュートラルグレー)、白く(或いはニュートラルグレー)見えなければならず、そうでなければ色被りが生じているということになります。ホワイトバランスの補正は、適切な色を得るまで、3原色の値に異なる数を掛け合わせることで行います。この操作を簡単に行うために、その乗数を理解し易い色温度と色偏差スライダー(レッド/ブルーイコライザは、以下で説明されているように、極端に色温度が‘低い’或いは‘高い’環境で撮影された場合に使います)で調整します。自動的にホワイトバランスを補正する場合は、“スポットWB”ピペットを画像のニュートラルカラー部分で使います。

 ホワイトバランスが誤っていると、画像に色被りが生じます、典型的にはオレンジ色がかったり(暖かみが強い)、青味がかったり(冷たさが強い)します。ユーザーの中には、それを独創的な効果として使う人もいますが、RawTherapeeに備わった機能や作用には、ホワイトバランスが適正であることを前提にしたものが数多くあります、例えばハイライト復元機能や肌色や青空の色相保護の機能などです。従って、独自の色味を作り出す際にホワイトバランス機能を使うことは奨められません。この機能あくまで白いものを白く見せるための調整に使うもので、独創的な色味を加える場合は、他の機能を使うべきでしょう。

インターフェイスの説明

方法

 色々異なる方法でホワイトバランスを設定できます:カメラ、自動、カスタム、或いは光源の種類で予めセットされているホワイトバランス

  • Wb-camera.png カメラ
カメラにプログラムされているホワイトバランスを使う方法です。raw画像だけ(JPEG画像は同時に撮らない)撮影する場合は、カメラのホワイトバランスを自動に設定する方が、一般的に良い結果が得られるようです。
  • Wb-auto.png 自動
自動的にホワイトバランスを設定する選択で、撮影シーンの平均色がニュートラルグレーであることを前提にしています。幅広い撮影シーンに対応しており、その後の手動による画像調整を行う起点としては良いかもしれません。
  • Wb-custom.png カスタム
2つのスライダーで色温度と色偏差を設定するか、スポットホワイトバランス機能を使うか、或いはその両方を使って貴方ご自身で設定する方法です。
  • 光源によってプリセットされたホワイトバランス
    • Wb-sun.png 昼光(晴天)
    • Wb-cloudy.png 曇天
    • Wb-shade.png 日陰
    • Wb-tungsten.png タングステンライト
    • Wb-fluorescent.png 蛍光灯
    • Wb-lamp.png ランプ
    • Wb-led.png LED
    • Wb-flash.png フラッシュ

スポットホワイトバランス

 スポットホワイトバランスのボタンGtk-color-picker.png (ショートカット:w)をクリックすると、画面上を動くカーソルがスポイトのアイコンに変わります。このスポイトを画面のグレー或いはニュートラルな部分でクリックして、正しいホワイトバランスを決めます。白飛びになっているグレー/ニュートラル部分では、データが正常に読めないので避けます。的確なホワイトバランスを見つけるため、画像の異なる部分で何回か試すのが良いでしょう。スポイトの大きさを変えるのは、サイズ のドロップダウンボックスで行います。この機能は拡大画面でも使えます。右クリックで機能をキャンセルすると、スポイトが通常のカーソルに戻ります。

色温度と色偏差

 色温度スライダーを左に動かすと画像の印象が冷たく(ブルーが増す)、右に動かすと暖かく (イエローが増す)なります。色偏差のスライダーを左に動かすと、画像にパープルの色味が増 し、右に動かすとグリーンの色味が増します。

ブルー/レッドイコライザ

 レッドとブルーの比率を増やしたり減らしたりすることで、通常の“ホワイトバランス”を変えます。これは撮影環境が通常とは大きく異なる(例、水中など)、キャリブレーションの設定とは大きく異なる、或いはカラーマトリクスやICCプロファイルが適当でない場合に役立でしょう。

ホワイトバランスと露出の関係

 ホワイトバランスは色温度と色偏差で表現されていますが、プログラムの中でそれは、raw画像の各レッド、グリーン、ブルーチャンネルの比重値に転換されています。これら比 重値は、rawチャンネルが飽和する時は、最小比重値の色チャンネルが、作業色空間で(普通はProPhoto RGB)飽和に達した時になるように調整されています。言い換えると、露光量補正0.0、ハイライト復元オプションが無効の時、可視範囲全体はrawデータによって完全に裏付けられたものであるということです。ホワイトバランスのこれら比重が(著しく)変わると、露出が若干変わるかもしれません。