Dark Frame/jp

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ダークフレーム

 ダークフレーム減算処理(英語)は、熱や暗電流、固定パターンのノイズを処理する方法です。但し、ノイズの性格が違うので、高ISOノイズの補正には使えません。露出時間の長い(1秒以上)画像では、撮像センサーや周辺の電子的環境が均一ではないことが主原因で、非均一な熱雑音(ノイズ)が増えてきます。これを緩和するために、同じ条件で撮影した(但し、レンズキャップをはめたままで) 画像を1枚以上撮っておき、この画像データを元に修正します。但し、同じカメラで撮影されたraw画像だけが、ダークフレームとして使えます。出来れば、撮影時と同じ時に用意した方がいいでしょう。レンズキャップを付けて撮影するだけなので、設定を変える必要はありません。

 “ダークフレーム”パネルで、ノイズ低減のために使う画像を一枚特定することも出来ますが、ボックス下の“自動選択”をチェックし、RawTherapeeに修正に最適と考えられる画像を“環境設定→画像処理タブ→ダークフレーム”で指定したディレクトリーから選ばせる方法もあります。RawTherapeeがディレクトリーにある全てのダークフレームをスキャンして、最適なダークフレームを選びます。そして、発見したダークフレームの数や、そのグループの数、そしてその平均値をテンプレートに表示します。ダークフレームの準備がまだであれば、準備を始めましょう。また、ダークフレームとして使えると思われる画像を見つけたら、サムネイルブラウザで右クリックし、ダークフレームの項目で“ダークフレームディレクトリーに移動”を選んで、移動出来ます。RawTherapeeは同じカメラ機種で撮られた、ISO値、露出時間、日付の違いが最小である、最適な画像を選びます。同じ特性を備えた画像が複数枚検出された場合は、その平均値が使われます。これによって遥かにノイズの少ない画像 に仕上げることが可能なので、同じ条件で実際に撮影された画像を4~6枚用意するのがいいでしょう。

 ダークフレームが特定(或いは、“自動選択”)されると、RawTherapeeがそこから全てのホットピクセ ルの位置情報を取り出し、常に最終画像を修正します。この修正方法は、ホット/デッドピクセル フィルターだけを使うより効果的ですが、機能するのはホットピクセル(白)に対しだけで、デッ ドピクセル(黒)には使えません。

自動マッチングの論理

 ダークフレーム検索の鍵(dfInfo::key):

  • カメラメーカー名
  • 機種名
  • ISO
  • シャッター速度

 最適なダークフレームの選択に関わるのは2要素です:

  • 上記の鍵が完全に一致する画像が複数あれば、焦点距離の短いものを選択
  • 一致する画像が無ければ、全ての画像からISOとシャッター速度が同じで、焦点距離の短い画像を選択

Badピクセル

 RawTherapeeはカメラ固有のBadピクセル(英語)(常に黒色か白色、或いは特定色です)を修正できます。そのためには、これらピクセルのrawデータの座標を、テキストファイルに書き込む必要があります。各行に、ピクセルの座標をx<space>y<return>の形で書き込みます。

 重要:RawTherapeeは画像の上側と左側の境界線からピクセルを4つカットしています(その部分は正しく読めないからです)。従ってRawTherapeeのピクセルの座標を書く場合、このカット分を考慮して下さい。つまり、ピクセルの座標値x、yにそれぞれ4を加算します。

 Badピクセルのファイルはダークフレームのディレクトリーに入れます。“環境設定 Gtk-preferences.png→画像処理→ダークフレーム”で、それを設定して下さい。ファイル名は必ず、“メーカー名 機種名.badpixels”という形式で、正確な名称を付けます。例、Pentax K220D.badpixels。RawTherapeeが必要とするメーカー名、機種名は、raw画像を画像編集タブタブで開いた際に、“画像の情報Info.png”、ショートカット“i”で表示されるものと同じです。必ずダークフレームディレクトリーに入れることをお忘れなく。

 正しい手順を踏んだにも関わらず、上手くいかない場合は、バッドピクセルファイルがRawTherapeeに正しく読み込まれているかどうか、一旦プログラムを終了して確かめます。ファイルパスで説明されている“options”ファイルの“Verbose=false”を“Verbose=true”に変えて、RawTherapeeを再起動し、補正したい画像を開き、テキスト出力を見て下さい。そこで、仮に、“Pentax K10D のバッドピクセルファイルが見つかりません”というメッセージが現れれば、ファイル名が少し違っていたことになるので、直します。それで、機能するようならば、“Verboss”を“false”に戻します。

 ファイル名が正確である限り、記録されたBadピクセルは画像処理の際に修正されます。

Badピクセルを探査するソフトウェア

 Badピクセルを探査するソフトがあります:

Dead Pixel Test
http://rawtherapee.com/mirror/deadpixeltest.zip
Pixel Fixer
http://www.pixelfixer.org/

 使用する場合は、4ピクセルのカットが入ることをお忘れなく。